Klang-Gear Blog

DTM中年、martin の アマチュアとして 生きて熱く音楽をやるということを ダラダラ書く日記。

祝!オリエンタルピアノアタックス完成&全曲をご紹介。

久々にブログ更新しました。

大阪に来てはや4か月ほど経ちました。

ちょっと余裕がなくなると書かなくなってしまいますね。

 

ツイッターツイッターで最近はなんか日常的な思ったことを
フォロワーに見てもらったからどうなのみたいな感じで
やはり音楽のPRの場としての体裁を保ちたいみたいな気持ちがあって
いわゆる低浮上気味な日々を過ごしております。


さて今日は表題の通りですが、昨年に続き関わらせて頂いている
mozellさん(もぜ園)のプロジェクトのご紹介です。


つい先週末に新作「オリエンタルピアノアタックス」の編集作業が
終わりまして、2020年7月4日に発売が決定しました!

 

mozeen.com

 

 

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今回のハイギョさんのイラストレーションも最高でした…

今回もアレンジの提供側としても、
編集担当としても、良い時間を満喫させて頂きました。


mozellさんは、流行りの(?)公募式のコンピレーションではなく
必ず自ら共演者の方に声をかけてひとつの企画を完成させるということに
拘りがあるのですが、その思いの強さもあって曲にしてもイラストにしても
参加者さんはほんと手を抜くということが無く、
創造力、想像力の限りを尽くした完成品が出てきますよ。


いつも言ってる事ではありますが、これと同じことができるDTMerは
たぶんいません。ゼロです。色んな観点から断言できるかも。


今回もmartinさんは編集者目線、かつリスナーとして
オリエンタルピアノアタックスの楽しみ方を解説しちゃいます。
前がちょっと熱くなりすぎて長文駄文過ぎた(笑)ので
今回はちょうどイイ参考になる程度な感じで書いてみたいと思います。

 


2.NeNekiri-Maru (アサノハヤトさん)

毎回タイトル付けもオシャレですよね。
ぶっちゃけ私のような素人音楽家もいる中で、プロの世界で
生きる音を教えてくれる存在です。

リフを中心にめちゃくちゃカッコよくアレンジされてます。
音的には生音中心のプログレ・ジャズフュージョンバンド風で、
ギターやオルガンの叫びに流麗なピアノ、弾けるようなドラムの音、
全てが心を熱くさせる熱量に満ちた素晴らしい一作。

この曲、素材で使ってイイとか熱くないですか…。
何気に曲の締め方が私と近くてちょっと嬉しかった(笑)


3.-Pianorientack-(たしさん)

こちらもゲームやVtuberの楽曲提供などで多くの実績をもつたしさん。

参加者のラインナップからしてダンス・トランス系のアレンジは
結構出てくるだろうと思ってたのですが、皆さん見事に雰囲気が
被ってなくてEDM的な音楽の奥深さを改めて感じる事ができました。

メインのリフフレーズに対し次々にシンセサウンドが入れ替わる
かっこいい演出です。イイ感じのテンポで体を揺らしながら聴ける
これからのシーズンにもってこいなダンスナンバー。

 

4.オリエンタルピアノアタック -Phantom Mix- (そよもぎさん)

 

よもぎさんもリズム系のゲーム等で実績がある強い方です。
丁寧で細かい打ち込みがとてもうまく、
音源も非常によくまとまっていて聴き心地がいいですね。

古き良きDTMerな感じがすごくいいなぁと個人的には思ったのですが
よもぎさん自身は自分のようなオッサンではなく若い人と聴いた気が。(笑

メインのリフをストリングスアンサンブルで統一して
アシッドジャズっぽくもありクラブミュージックっぽくもあり、
おしゃれで都会的なサウンドでまとめられています。

3:11の雰囲気の切り替えがすごくいい演出でした。

 

5.Oriental goliath crush (RyoLionさん)

Ryoさんは実は私とは付き合いが長い音楽友達でして、
昨年私が提出させていただいた「フィールドオブざくアク」での
アレンジ曲「緑の帽子」ではギターを弾いてくれてましたので
間接的な参加者ではあったわけなんですが、

それが今回直接の参加者として声がかかり私も自分の事のように
嬉しかったものです。

どんなアコギ協奏曲になるやと思ってたらゴリゴリのロックでした(笑)
わりとストレートなロックアレンジですが、ジャズパートのところでは
原曲ではサックスの所をRyoさんらしいマイルドなジャズギターになっていたり
ウォーキング・ベースがカッコよかったり1曲で何度もおいしい作りでした。

 

6.Granite Star(Ziki_7さん)

 

私と同じくらい前からmozellさん企画への楽曲提供歴が長いZiki_7さんは
個人的にもとても推しておりますが、今回も「激しくもキレイ」な
エレクトロな音楽で非現実的かつ芸術的な世界へ連れてってくれます。
動と静の使い分けが抜群にうまいアレンジ。

タイトルにも”Star”とありますが見なくてもイントロから
星の煌めき、オーロラのような色彩を感じますよね。
夜の世界とよく合いそうな輝きを感じる雰囲気で最高でした。

静寂に戻ってくる所とか美しすぎて泣きそうでした。

 

7.Oriental Piano Attack (ISK "Fierce battle" Remix)(翡乃イスカさん)

また今回もハイスピードなテクノをぶちかましてくれました。
メロディとメロディのつなぎにイスカさんっぽい
テクニカルなものがいっぱい詰まっていていちいちかっこいい。

こんなハイテンポでイケイケな感じなものを作ると自分なら
勢いだけで済ませる曲みたいになってしまいそうですが、

2分ちょいのところのChiptuneタッチになる所やそこから
戻るところなど非常に凝ってて、さすがにリズム系のゲームに
強いイスカさんだな…と感心するばかりであります。

 

8.オリエンタルダブルピアノアタック!!(ああああさん)

今回もああああさんらしい、ピアノを中心にした上原ひろみ
バンドアレンジです。ドラムの細やかな打ち込みなど相変わらず
うまいですし、音もこれまたイイんですが、
ライブ中のお遊びのような他の曲とのパロディが色々埋め込まれてます!
それが聞き分けできればさらに楽しい1曲となることでしょう。

この構成でライブやってみたいですよねこれ。
なおピアノが2台構成なのでダブル、という意味だそうです。

 

9.オリエンタルピアノファンク!(watsonさん)

今回のアレンジ集の中で私もとっても気に入っている曲です。
題名の通りファンクなんですが、実に渋いです。
日本人にはなじみのあるルパン三世ファンクとでも言えば
雰囲気が伝わりやすいんじゃないかな(笑)

オルガンとかエレキピアノとかめっちゃカッコイイですし

ブラスの割り込み方とかセクシーなサックスも渋いですね。
ドラムのデッドな音もサウンドによく調和していて
ギターとかも打ち込んであると思うんですが、実に精巧です…!

ざくアクの2次創作で格ゲーでも出たら使ってほしい曲です(笑)


10.ピコピコロックアタック (梅干茶漬けさん)

今回のアレンジの中で、ざくアク本編で音源を差し替えても
最も差し支えのない音源です(笑)むしろ当該曲の流れる
ステージではなんども出てくるのであるボスの時だけこのバージョンに
なったりしても絶対楽しいと思う。

FM音源風であり、でもギターなどFM音源よりはリアリティのある音も
使っていて独自な世界があるのが梅干茶漬けさんのオリジナリティだと
思うのですが、やはりゲーム好きな所がよく伝わりますよね。


11.Oriental Massive Destruction(naccleさん)

naccleさん、くふさん、私辺りがmozellさんとは同世代で
M3なんか行くと飲み仲間に近いのですが(笑)

「皆、曲はしっかり作る」ところは共通してまして
naccleさんもほんとなんでも作れて凄い人です。
最近の参画ではこういったバリバリのクラブ系で攻めてきておられます。
今回はリズム系のアレンジ曲にしては珍しく、
目まぐるしい展開で組曲構成のような大作になっています。

3:00くらいからのへヴィな感じがカッコいいですねー。


12.Memorable Safe Room(Plustenさん)

うまい。いやうまい。Plustenさんはたぶんバンバーズ(1)以来の参加ですが
前からすごいなと思ってたんですよ…あのどうしようもなく上がるバンバード。

今作においてはわりと激しかったりノリを重視している
ナンバーが多い中、中和剤的に空白感のあるチルアウト風アレンジを
披露されています。いちいち細かい打ち込みとか演出がイイんですよね。
ちゃんと戦闘のあいまのセーフルームっぽく、と設定されているところも
また技ありだなぁと思いました。


13.Ikusa & Bar Attacks

今回自分が引っ越しや転職があったりで落ち着かなったものでなかなか
イメージが決められずにいたのですが
和楽器を多用しつつ普段通りデジタルロックで」みたいなところで
ええ感じに折り合いがついたという感じになりました。

結果的に和楽器をバンバン入れてくるアレンジの人はいなかったので
被らなくてほっとしつつ(笑)最終的には後から湧いてくるアイデア
うまく形にはできたかなと思います。
この曲は実はサビが2段階3段階とある関係で長いんですが、、
引っ越しじゃのを言い訳にして全部のメロディから逃げずに向き合って
最後までアレンジしきれたところが個人的に一番褒めたいところですかね(笑)

サックスのソロとかの表現の部分は結構頑張りましたね。
新しい楽器を使ってるから音が良くなった、てのもありますが。

制作上の秘話ですが、Sonica津軽三味線VSTを買おうかと思ったけど
高すぎたので、理想的な三味線の音をだすために楽器4つくらい重ねたら
なんか結構いい音に落ち着きました。高い楽器買う前に工夫しよう(笑)

 
14.オリエンタルピアノアタック (High-speed swing remix)(くふさん)

原曲の創作者(原曲はもぜくふ名義)でもあるくふさんの完全書き下ろし。
ピアノの細かいニュアンスまで打ち込まれていて圧巻です。
くふさんはジャズっぽいものに関してはSAXやその他の金管楽器
打ち込みも大変上手なのですが、今回はブラス周りのアレンジは封印して
トリオジャズに徹したことでドラムやウッドベース
細かいところまで聞こえてとても生々しい感じがいいですね。
これライブでできるならやってみたいですねぇ。


15.シロノガーデン(mozellさん)

原曲の創作者(原曲はもぜくふ名義)でもあるmozellさんの新作書き下ろし。

個人的な感想ではありますが、バトルオブさくアクくらいまでの
mozellさんってまだサラリーマン兼任で相当お忙しい中での
創作活動だったので、CDの旗振り作業で自分の曲どころじゃないって
感じに思えたのですが、フリーランスになられて今回のご自分の作品は
完全に「mozellさんらしい」雰囲気を爆発させてきたなぁと思えました。

流麗でどこか牧歌的なフレーズにちょっと不釣り合いな
パワフルなドラムやベース。キラキラしたメロディや装飾音などが
ぶつかり合って生まれる熱さみたいなものが今回「らしい」と思えましたし、
本人も納得されてる感じの事を言ってたのが印象的でした。


1.オリエンタルピアノアタック原曲(もぜくふ)

そしてすべてが終わってから原曲を聴くのもまたいいのですよ。
参加者のそよもぎさんが仰ってたかな?
”皆がどういう解釈でアレンジしたか、考えて聴くだけでも楽しめる”
その通りですよね。「そうきたか!」っていうのがほぼ全曲ですからね(笑)

リスナーの皆さまとはちょっと楽しみ方が違うかもしれませんが、
ぜひアレンジした人たちの創意工夫を感じていただければさらに
楽しみが増えるのではないかと思います!


結局そこそこ長い駄文になってしまっておりますが、
ほんと良い作品に仕上がっていると思います。

 

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、6月頭にはこちらの
オリエンタルピアノアタックスに先行して、
代表曲”バンバード”だけをリミックスしたCD、「バンバーズ2」を
完全無料配布という新しい取り組みを行っているmozellさんですが、

なかなか経費的にはキツいと思いますし(苦笑)

7月発売の「オリエンタルピアノアタックス」も
ぜひ合わせて購入していただければ嬉しいです!